ヨガと暮らしの記録

東京でヨガを学びながら、子育てをしています。

バガバットギータ

 

今年の2月、勤めている会社にお休みをもらってインドへ行ってきた。

 

ラッキーだったことに旧正月入りするときということで、

貿易関係の仕事に携わっているわたしはちょうど閑散期。

そのことが幸いしてトータル2週間。会社をお休みした。

 

 

かれこれ二年半前、その当時勤務していた会社を辞めてインドへ行った。

営業職という肩書きから、長期休暇をもらうのは非常に難しく、

将来的なことも考えて、いずれそういう時が来るなら今行こう!

そう思ってインドへ飛び立った。

 

インドでの生活は特に大きな問題はなかった。

もちろん、シャワーが水になっていたり、

洗濯をしても服が薄汚れていたり(水が濁っているので洗っても白いシャツは白くならない)、

多少の不便はもちろんあったけど、わたしにとってはそれも経験の一つだった。

 

だから、しつこいオートドライバーとの駆け引きもある意味、有意義な時間だった。

 

 

ただ一つ、

インドで生活をしている人たちを見て、働くことはやはり素晴らしいなと感じた。

 

規則正しく起きて、規則正しくはたらいて。

人間にとって働くということは、人間らしく暮らす為の基本のように感じた。

 

仕事を辞めて、インドへ出てきたわたしにとっては、

そんな当たり前のことがすごく新鮮に思えた。

 

働いている時には見えなかったこと。

日本では見えなかったことをインドにいる間ひしひしと感じていた。

 

家族や社会から離れて1人になり、

ヨガの修行に打ち込みたいと思っている人もたくさんいるかもしれない。

 

 

けど、わたしにとってのヨガは日常生活があってのヨガ。

インドに行った時それをいちばん感じた。

 

話は戻って、再びインドを訪れたときに学んだのがバガバットギータだった。

 

バガバットギータは、

ヨーガスートラと同じくらいヨガをする人には重要とされている文献の一つ。

 

インドの書物であるマハーバラタの一部であり、

物語を通じて、さまざまなヨガの教えを説いている。

 

バガバットギータの舞台は戦場。

一見、平和な日本に暮らしている私たちにとっては、

日常生活とはかけ離れているように感じるかもしれないが、

戦場というフィールドそのものが私たちの生きている社会であり、

戦うことを通じて、人間同士のつながりや人の弱さや葛藤など、

日常生活でわたしたちが直面する問題についてたくさん説いている。

 

 

バガバットギータを読んでいちばん感じることは、

わたしたちは社会の中に生きていて、

それぞれ何かしらの役割を持って生きているということ。

 

その役割を果たすことが重要なことであり、

ヨガは生きていく上ので人の苦しみを減らし、

よりよく人が生きていく為のツールのひとつであるということ。

 

バガバットギータのチャンティングはわたしがとても好きなチャンティング。

マントラの響きが美しく、詩のようになっていることから日本語では「神の詩」

と訳されている場合が多い。

 

 

 

amiue-yoga.hateblo.jp

 

 

10日間のインドのWSでは第1チャプターのチャンティングを教えてもらったが、

実際には17チャプターまであるので、学びはまだまだこれから。。。

 

いつか全部のチャプターを暗唱できたら良いなと思います。

 

続けて学んでいる生徒さんたちに、ヨガを正しく教えられるよう、

自分の勉強もしっかりがんばりたいなと感じます。

さて、今年最後のヨガクラス。

準備をしていってきます。年始は12日からです。

www.ami-ue.com

 

 

 

 

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 写真は昨日お邪魔した先生のスタジオジョーティ(鵠沼海岸

こちらは年内27日までの営業だそうです。