ヨガと暮らしの記録

東京でヨガを学びながら、子育てをしています。

ASMITAについて WSの振り返り〜その①〜

11月16日から3日間かけて東日本橋ロータスエイトで行われた

KausthubのWSに参加してきました。

彼のクラスを受けるのは、実に5年ぶりの事。

 

Kausthub Desikacharはクリシュナマチャリア先生のお孫さん。

TKVデシカチャー先生の息子さんです。。

 

ヨガの哲学に精通していて、

わかりやすくユーモアに富んだレクチャーを毎回してくれます。

そして、彼のすごさは、多数の人に話をしながら、でも個々に対してメッセージを落としていくという部分。

 

子育て等の事情もあり、ここ数年はなかなか参加できていませんでした。

 

さて、WSのテーマは

「アシュタンガヨガ〜八支則を学ぶ〜パタンジャリの教えの秘密〜

 

レクチャーはいろいろな質疑を通して、どんどん掘り下げさげられていきました。

 

 

 

その中で今回特に私の中で印象が強かった部分について振り返っていきます。

 

まずは「ASMITA」 について、

これは、ヨーガスートラの2章で解説されているKlesaという概念の一つ。

実際にはクレーシャは全部で5つ登場します。

私たちを苦しむことになる原因・根源とでもいう人間が持っている毒の部分。

 

そのKlesaの二つ目に登場するのがASMITA=アスミタ

 

ASMITAはエゴや自分という意識(自我)をさす。

「私」という概念。

 

ASMITAがあることによって、

作り上げてしまった「私」という概念により、

個性を自分自身で制限する事になってしまったり、

苦しんでしまうというもの。

 

女性だから、こうすべきだとか。

母親だからこうしければならないとか。

あなたはこうでしょ?と時には周りから言われているうちに、

自分でそれを私混同していたり、

自分で作ってしまっていたり、

でもそれが本質でないとき人は苦しんでしまう。

 

でも各々がどんな個性を持っているかは属性やその人が考える「私」に当てはまる訳じゃないという事。

社会や相手に求められる期待や役割に応えたい「自分」という存在があるのも事実。

それは、本来内側に向かっているべき意識が、

外側に向かっているという事なんだなといろんな事が繋がって、

 

それによって苦しんでいる人は今の社会にたくさんいるんだろうなと容易に想像する事が出来た。

 

自分を上手く表現できなかったり、

相手によく見られたい、評価されたいと思ったり、

自分で自分に制限をかけたり

本当の自分がわからないから、みんな遠回りして、悩んだり苦しんでいる。

 

 

だから、

自分の思った事=「真実」を「言葉」にして、「表現」「行動」しなさい。

思っていない事をしたり、

言葉と裏腹な行動をするとあなた自身が苦しんでいくよと。

先生は繰り返し繰り返し言われていた。

 

 

確かに!その通りです。

 

 

でも、2500年前の人も今の人も

悩んでいたり、苦しんでいる本質は同じなんだなーと。

そして、それをどうやって軽減させていくかがヨガなんだと。

 改めて感じさせられてWSでした。

 

カウストゥップのWSの練習では、毎回涙する人がたくさんいて、

それでいて、すっきりした顔でみんな帰っていく。

 

ヨガ=ダイエットや身体の為の物という理解から、

内面的な部分にもたくさん効果があるんだよという事が

もっともっと伝えられれば良いなー感じさせられるWSでした。