ヨガと暮らしの記録

東京でヨガを学びながら、子育てをしています。

音で繋がる マントラ(サンスクリット語の詠唱)について

マントラは最もパワフルで奥が深いもの。

 

音を使った療法は医学や教育、福祉の文化でも積極的に活用されていて、心にも身体にもとても良い効果があります。

 

ヨガで使用するマントラの場合、古代言語の一つであるサンスクリット語の音、自体にヒーリング効果があると言われています。

 

サンスクリット語は1文字間違えば意味が変わったり、

長く唱えすぎると良くない意味に変わってしまったりするものも沢山あります。

なので、できれば本やネットの動画などでなく、先生から正しい音を学ぶ事が大切です。

 

 

特にマントラは秘密の教えと言われ、

師から弟子に対して伝えられた格式と威厳のある言葉です。

その為、私のクラスでもマントラを学ぶ場合は、

正しい発音が出来るまで繰り返し音を詠唱し、

口頭伝授によって一つ一つ、じっくりと教えを学んでいきます。

 

 

またヨガのポーズや呼吸法等あわせる事もあります。

吐く呼吸に合わせて唱えれば、身体の緊張がほぐれ、

音が身体から心まで浸透していきます。

 

音は思っている以上に私たちの身体の奥深くの

意識や感情の部分に働きかけてくれるのです。

個々が好きな声や好きな音、嫌いな音や苦手な音を私たちは理由もなく持っているように、

身体や頭で理解している事が全てではないという事

 

星の王子様の言葉を借りれば、、、

まさに、

 

大切な事は目に見えない。

 

身体のプラーナの流れはもちろん、

目に見える事だけに頼るのではなく、

耳や感触はもちろん、感覚全てを使い、

さらに心が感じる印象なども用いて、

 

深く深く観察する事で、

変化や今の状況に気づいていく事がヨガであり、

音はそれを効果的につなげてくれる大切なツールなのです。

 

マントラを唱えてはじめて感じる自分の声だったり、

呼吸はもちらん

 

心の声、

エゴや自我

 

までも私たちに見させてくれる。

 

 

日々健康に生きるため、

今を幸せに生きるため、

 

そのために必要な大切な教えを古代のヨギーや聖者たちが

2500年以上前から変わらず、私たちに語ってくれています。